2022年もあっという間に終わりますね。。。
今回は2022年を振り返ろうということで、今年1年間で話題になったボードゲームを厳選して5つ紹介したいと思います!
モンスターイーター
ダンジョンに潜む様々なモンスターを討伐し、最深部にいる「狂乱の魔術師シスル」というボスを倒すことを目的としたボードゲームです。
このゲームは、「モンスターメーカー」というボードゲームをベースに「ダンジョン飯」というコミックの世界観を融合して生まれました。
ゲーム中にできるアクションは5つあり、戦闘・調達・探索・遭遇・休息になります。
戦闘は、モンスターとバトルします。
モンスターとキャラクターの戦闘力の大きさで勝負し、勝てばそのモンスターを使って調理を行います。
ただ、調理は必ず成功するわけでもなく、ダイスを振り、出目が調理難易度以上でないと成功しません。。。
調達は、食糧を獲得したり、手札を捨てたりします。
戦闘に参加したキャラクターは、疲れ果て消耗状態になっているので、ここで獲得した食糧を使って回復するためにも、重要なアクションになります。
探索は、手札の探索カードを使ってダンジョンを探索します。
カードに書かれた「踏破」の数字が合計100%を超えると、ボスモンスターと遭遇します。
遭遇は、手札のモンスター遭遇カードを使って、モンスターをいずれかのプレイヤーの前に出現させます。
このとき、自分の前に出現させてもよいです。
弱いモンスターであれば、自分のキャラクターと勝負させて、調理させることも1つの作戦かもしれません。
休息は、調理や調達で得た食糧を使って、消耗状態のキャラクターを回復できます。
このようなアクションを繰り返してダンジョンの最新部にいる「狂乱の魔術師シスル」を倒しに行きましょう!
デューン
ドイツ年間ゲーム大賞 2022 エキスパート部門でノミネートされ、話題になったボードゲーム【デューン】
デューンはもともとSF小説であり、2021年に映画化され、2022年にはデジタルゲームも発売され、さらに2023年には映画の続編が公開されると近年いろんなカテゴリに進出しています!
このゲームは、自分のデッキを育てていく「デッキ構築」という要素と、手持ちのコマを配置して資源などを得る「ワーカープレイスメント」という要素があります。
じっくりと楽しみたい人におすすめです!
初期デッキは10枚ですが、プレイ中にカードを購入するフェーズがあるため、カードを増やして自分のデッキを育て上げていくことができます。
これが「デッキ構築」の要素になります。
カードにはアクションマス(手持ちのコマを配置するマス)に配置可能な条件のマークが描かれていたり、カード購入時にコストが書かれていたりします。
そのカードを使って手持ちのコマを条件に合う場所に配置し、資源などを回収していきます。
これが「ワーカープレイスメント」の要素になります。
そこで得た資源を使うことで、条件に合わず配置できなかった場所へコマを配置できるようになったり、陰謀カードという特別なカードで勝利点に変えられたりする場合もあります。
「勝利点」という言葉が出てきましたが、このゲームは勝利点を獲得することを目的とし、10勝利点をいずれかのプレイヤーが獲得した時点でゲームが終了します。
1~4人まで遊べて、時間は60~120分とかなり長く遊べるボードゲームになります。
デッキ構築系が好きな方は絶対にハマると思うので、ぜひ遊んでみてください!
スカウト
ドイツ年間ゲーム大賞 2022 大賞部門でノミネートされ、話題になったボードゲーム【スカウト】
このゲームは数字が書かれたカードを使い、相手より大きい数字や連番、同数の組み合わせの役を作って、前のプレイヤーが出した役より大きい役を出し続けていくゲームです。
しかも、カードには上下に数字が書かれており、上向きの時に使う数字と下向きの時に使う数字がわかれています。この理由については後ほどふれます。
大きい役を出し続けていくといっても、手札に限りがあるのですぐに終わるのでは…と思いますが、このゲームを面白くする特殊なルールがあります。
自分のターンには、
① 前のプレイヤーより大きい役を出す
② 前のプレイヤーの出した役から1枚取り、手札加える
のどちらかを選択しますが、②を選ぶことによってカードが1枚減るので、役が弱くなり①の行動がしやすくなります。
このゲームの終了条件は、誰かが手札を全て出し切ったときまたは、役を出した人以外全員が②のプレイをしたときにゲームが終了します。
その時点での得点が一番高い人が勝利するというゲームになっています。
得点はどのようにして獲得するかというと、
①のプレイをした場合、前のプレイヤーのカード枚数分が自分の得点になります。
②のプレイをした場合、前のプレイヤーは1点獲得します。
ただし、ゲーム終了時手札の枚数分、得点がマイナスになってしまいます。
誰かが手札を全て出し切ったときは、そのプレイヤー以外全員手札がマイナス得点。
役を出した人以外全員が②のプレイをしたときは、②のプレイをした人全員手札がマイナス得点になります。
大富豪のように長く何回も遊べるボードゲームなのでリピート性が高くおすすめです!


ゴールフォート
ゲームマーケット2022秋 新作評価アンケートで1番面白いと評価されたゲームです。
木駒だけで遊べるボードゲームなのでルールも簡単でシンプルで面白いゲームとなっています。
簡単に説明すると、建材3つ集めることを目指してプレイするゲームです。
自分の手番で、3種のキューブのうち、いずれかを獲得する「生産」もしくは、持っている資源または金貨を場に返す「交易」のどちらかをプレイします。
この「交易」で場に返す資源または金貨によって効果が変わってくるのが特徴的です。
資源(キューブ)は木地キューブ、青キューブ、赤キューブの3種となります。
・木地キューブを4個以上場に返すと建材を1つ獲得できます。
・青キューブは場に返す数より1つ少ない金貨を獲得できます。
・赤キューブは1個以上場に返すとお茶会が開かれ、他のプレイヤー1人を招待しアクションを選ばせます。
・金貨は3個以上場に返すと建材を1つ獲得できます。
赤キューブのお茶会がこのゲームで唯一、相手を邪魔する行動になります。
招待されたプレイヤーは、「宣言された資源を全て手番プレイヤーに渡す」「金貨を1つ手番プレイヤーに渡す」「手番プレイヤーより1つ多くの紅茶を場に返す」の3つのうち1つを選択しなければなりません。
木地キューブはコツコツと建材を集めていく行動。
青キューブは金貨を集め、攻めも守りもできるようにする行動。
赤キューブも攻守ともに役に立ちますが、相手の邪魔や資源の大量獲得のための行動。
金貨は建材に変えつつ、お茶会で自分を守るための行動。
というような動きになるかなと感じました。
5種の木駒だけで遊べてルールも単純ですが、考えれば考えるほど奥が深いゲームでもあるのでボドゲ初心者からボドゲを遊びつくした玄人まで楽しめると思うのでおすすめです!
カスカディア
ドイツ年間ゲーム大賞を受賞したボードゲーム【カスカディア】
生息地を広げ、その生息地に対応する動物を配置するのですが、生息地の広げ方・動物の置き方によって得点が左右するので、ただただ広げればよいというわけでもありません。
生息地・動物はそれぞれ5種類ずつあり、生息地は同じ種類のものが隣接しているとその枚数分得点になります。
動物は、「動物得点カード」というものに従ってその条件に合うように動物を並べられていれば得点を得られます。
自分の手番ですることは3つです。
・生息地タイルと動物ディスクのペアを獲得
・獲得した生息地タイルと動物ディスクを自分の場に配置
・生息地タイルと動物ディスクの補充
最初に生息地タイルと動物ディスクのペアを獲得します。
場に4つのペアが置かれています。ペアと言ってもそれぞれランダムに選ばれたものが置かれています。
自分の場を見て、生息地タイルと動物ディスクがバランスよく置けるものを選択するといった行動になります。
次に、先程獲得した生息地タイルと動物ディスクを自分の場に配置します。
同じ種類のタイルを隣接させていきつつ、動物ディスクを配置しやすいように生息地タイルを配置します。生息地タイルに動物の絵柄が描かれているので、その生息地タイルに合うように動物ディスクを配置します。
最後に場の生息地タイルと動物ディスクのペアを1つ補充します。
プレイヤーの手番開始時に4つのペアがあるようにしておきます。
これらの手番を繰り返し、得点を一番獲得できたプレイヤーの勝利となります。